二年前の夏に私は主人と一緒に新婚旅行でカンクンへ行きました。時期は8月末から9月頭にかけての8日間です。その間、機内泊の日数で3日かかりますので現地での宿泊日数は5日間となります。出発地は中部国際空港から飛行機での移動ですが直行便はありませんでしたので、アメリカのテキサス州にあるダラス空港という所で乗り換えをし、そこからカンクン空港へと到着します。フライト時間はトータルでおおよそ14時間程の長旅です。乗り換えを含めるとほぼ1日かかるため、ホテルに到着する頃にはすでにクタクタで、復活するのに時間がかかりました。
私達が参加したオプショナルツアーはグランドセノーテを見に行くもので、自然によって作られたとても透明度の高い泉の中をシュノーケリングできるというツアー内容です。このグランドセノーテ、本当に水の透明度が高く水の上から見るだけでもとても綺麗なのですがいざ水中に潜りシュノーケリングしてみると更にその透明度は増し、水中に居る魚などを遠くの方まで見渡す事が出来ました。事前に写真で情報は得ていましたが、実際に現地に行ってみないとこの本当の美しさは実感できないと感じました。
もう一つはジンベイザメと一緒にダイビングが出来るというツアーです。その日によってジンベイザメに出会える確率は違うそうなのですが、ラッキーな事に私達は沢山のジンベイザメに会う事が出来一緒に泳ぐ事も出来ました。船上から見るジンベイザメはゆったりと泳いでいる様に見えましたが、実際に一緒に泳いでみるととても早いスピードで泳いでおりとても驚きました。
カンクンはとにかく海が綺麗で自然に溢れており、沢山の動物に出会えた事がとても楽しかったです。海に潜れば綺麗な魚やジンベイザメ、道を歩いていればイグアナに遭遇し、川を渡ればワニやフラミンゴ、山に入れば鹿が出てきたりと、とにかく沢山の自然の中で生きる動物を見る事が出来ました。日本でも動物園に行けばそれらを見る事は可能ですが本当に自然の中で生きる動物を見るのはそれが初めてでした。
また、カンクンから車で数時間移動した場所で印象的だったのが、サボテンや植物などで囲まれた中にある遙か遠くまで続く一本道の景色がメキシコ映画に出てきそうな風景そのもので、本当にこんな景色が存在しているのだと実感できたのもとても楽しかったです。沢山の自然とは逆に街中ではショップや飲食店などが立ち並んでおり、その界隈はとても賑やかで華やかでした。オープンテラスになっている飲食店ではつばの広い帽子にマラカス、ギターなどを持って演奏、歌われていたりといかにもメキシコという雰囲気もとても楽しめました。
言葉がなかなか通じなかった事にはとても困りました。今まで海外には何度か旅行へ行っていますが、どこも割と日本人が沢山訪れるような国でしたのでそこの国の方々も日本語を学んでいるのか日本語が通じたり、またはそれが無理でも多少の英語が話せれば何とかなっていましたが、カンクンではそうはいきませんでした。日本人が訪れる機会がまだそこまで多くはないのか日本語は全く通じず、また英語も本当に基本的な言葉以外は全く通じませんでした。
カンクンでの公用語はスペイン語です。ですからその言葉を使えない限りはジェスチャーで伝えるしか方法はありませんでした。飲食店での注文もメニューに写真が載っていれば食べたい物を注文する事が出来ましたが、文字のみのメニューでは何が何だかさっぱり分からず何となく注文するしかありませんでした。しかし店員さんは親切な方が多く、身振り手振りで説明してくれたりとその場を乗り切る事が出来、現地の人の優しさに感動しました。
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